ロボアドTHEO+JAL解約でTHEOに乗り換え!ロボアド投資の手数料・ETF比較

AI活用 ロボット 機械学習

こんにちは、メイヨーです。前回、ウェルスナビを始めて1年が経過したのでロボアド7つを使ってみた感想を書きました。現在続けているロボアド4つのなかで、THEO+JALについては情報があまりなくて苦労したことがあったので今回はTHEO+JALからTHEOに乗り換えたお話を書こうと思います。

THEO+JALのマイルは雀の涙…
手数料がやさしいのはTHEO!

目次

ロボアドバイザーTHEOとは?THEOとTHEO+の違い

THEO(テオ)とは株式会社お金のデザインが運用するロボアドで、2021年7月時点で10万人以上が資産運用中とされています。ウェルスナビと同じく、直接のブランドのTHEOのほかに外部ブランドや銀行提携のTHEO+が展開されています。

  • THEO
  • THEO+JAL
  • THEO+docomo
  • THEO+新生銀行
  • THEO+東海東京証券
  • THEO+SBJ銀行
  • THEO+武蔵野銀行
  • THEO+十六銀行 ほか

運用商品は同一で、THEOは最低投資金額が10万円から、THEO+は1万円からとなっています。積立はいずれも毎月1万円から可能です。

なお、以前はTHEO+SBI証券、THEO+住信SBIネット銀行も展開していたようですが2019年6月でサービス終了となりTHEOに自動移行されました。

THEOとTHEO+の投資金額、ポイント付与の仕組み

THEO+docomoはdポイント、THEO+JALはJALマイルがもらえるというのが特徴です。もらえるポイントの基本設定は下記の通りです。

契約した当時はdポイントが日興フロッギーに使えることを知らず、コロナ禍前は旅行が好きだったのでJALマイルに惹かれてTHEO+JALを選びました。しかしご覧のように、マイル付与率はなかなか渋いです。

ブランド最低投資金額ポイント付与
THEO10万円~なし
THEO+docomo1万円~ドコモ回線は運用資産1万円ごとに毎月1.5ポイント
ドコモ以外は運用資産1万円ごとに毎月1ポイント
※3,000万円以上はdocomo 0.75ポイント/docomo以外 0.5ポイント
THEO+JAL1万円~運用開始で50マイル
運用資産1万円ごとに毎月0.5マイル
※3,000万円以上は1万円につき毎月0.25マイル

THEO+JALに50万円預けると、初回の50マイル+毎月25マイルで初年度350マイルです。100万円なら、初回の50マイル+毎月50マイルで初年度650マイル。余剰資金があって、他に投資やロボアドはしないという方なら構わないかもしれないですが個人的にはいざ積み立ててみるとマイルが増えてる実感がほとんどなかったです😂。

手数料優待を活用しよう!THEOカラーパレットとは?

「ロボアドは手数料が高い」と言われることがあるように、自動で運用をお任せするため手数料が1%前後と高くなっています。もちろん、ETFを直接買い付けすれば好成績で規模の大きな商品が低い報酬で利用できます。しかし、投資を始めたばかりの頃は少ない資金からできるだけ手放しでスタートしたいと考えていたので個人的にはロボアドがマッチしていたと思います。

とはいえ、実際に運用を続けてみると運用報酬の額を見て手数料がもう少し安かったらなと感じました。そこで痛感したのがTHEOの手数料割引の制度であるカラーパレットです。

THEOカラーパレットの手数料と適用金額一覧

カラー
税込手数料
運用資産THEOTHEO
+docomo
THEO
+JAL
ホワイト
年率1.1%
全員対象
ブルー
年率0.99%
1万円~50万円未満
毎月積立・期間中出金なし
×
グリーン
年率0.88%
50万円~100万円未満
毎月積立・期間中出金なし
×
イエロー
年率0.77%
100万円~1,000万円未満
毎月積立・期間中出金なし
レッド
年率0.715%
1,000万円~3,000万円未満
毎月積立・期間中出金なし
年率0.55%3,000万円~

基準手数料は年率税込み1.1%で、運用額に応じて0.715%までの優待設定があります。ただし、それぞれ適用条件があるので特に1万円~100万円の範囲でロボアドを使ってみたいなと思う方は注意してみてください。

THEOカラーパレットの適用条件一覧

まず、毎月積立設定をしていることと途中で出金(取り崩し)していないことが原則になります。THEOであれば、それぞれの基準額に到達すればカラーが適用になります。現在はTHEOの最低投資金額が10万円なので、初回はホワイトになり次のタイミング(4ヶ月~)でブルーの0.99%になるかと思います。

  • 毎月積立設定していること
  • カラー判定期間中の出金がないこと
  • dカードGOLD会員であること(THEO+docomo)
  • おつり積立をしていること(THEO+docomo)

THEO+docomoの場合、毎月の通常積立と別におつり積立をしていることとdカードGOLD会員であることが必須です。docomo回線であればポイント付与率もアップするので、全体的に非docoomoユーザーにはそこまでうまみがないかもしれません。
おつり投資(おつり積立)の良し悪しは、ウェルスナビのマメタスを利用したことがあるのですがイメージ以上にかかってしまったのと金額が読めないところがあるので人によるかなという印象です。

THEO+JALの場合、カードの縛りや毎月積立以外の追加条件はありませんがカラーパレットのブルーとグリーンが適用されません。つまり、100万円以上のイエローからはじめて手数料割引が利用できます。

この点が私の希望とちょっと合わず、ウェルスナビをメインのロボアドにしていることもありマイルもあまり貯まらないのでTHEO+JALからTHEOに乗り換えたいと考えました。

THEO+からTHEOは乗り換え注意!一度解約して翌年申し込みに

乗り換え方法について調べてみると、THEOからTHEO+に乗り換えることは可能でした。※特に、THEO+docomoからTHEOへの切り替えはマイページ上から手続きできるので他のTHEO+よりも申請が簡単のようです。

しかし、THEO+からTHEOに乗り換える方法は見つからず、問い合わせてみると一度解約して別のメールアドレスで再申し込みするとのこと。さらに、解約した年にTHEOの申し込みをすることはできないとのことだったので、年末にTHEO+JALを解約して今年の年始すぐに別のメールアドレスを使ってTHEOに口座開設を申し込みました。

  • THEO+からTHEOへの乗り換えは不可
  • 一度解約し、最短翌年からTHEOに再申込
  • THEO+で使用したメールアドレスはTHEOに利用できない

2021年9月現在で、THEO・THEO+の証券口座がSMBC日興証券に移行されている等仕様変更があったため現在は上記と乗り換え方法が異なるかもしれません。大筋は変わりないと思いますので、THEO+を利用中で乗り換えたい方やどれを選ぼうか検討中の方の参考になれば幸いです。

結局どれがおすすめ?THEO・THEO+の選び方

以上を踏まえると、THEO・THEO+JAL・THEO+docomoはそれぞれの特徴や条件にかなり違いがあります。

乗り換えは可能ではありますが、やってみるとやはりそこそこ面倒で運用成績もリスタートになったのでできればはじめから自分にあったサービスを選べると良かったなと感じました。

ロボアドおすすめの人
THEO・10万円~100万未満で運用したい人
・手数料を少しでも浮かせたい人
・毎月の積立額を固定したい人
THEO+docomo・ドコモ経済圏でdポイント重視の人
・dカードGOLDユーザー
・1万円からロボアドを利用したい人
THEO+JAL・ロボアド手数料を気にしない人
・少しでもJALマイルを貯めたい人
・毎月の積立額を固定したい人

手数料テーブルの差は落とし穴でしたが、少額から自動で資産運用ができ再投資・リバランスなどもある手離れの良さはロボアドの醍醐味だと思います。ウェルスナビと比べると、分配金・配当金が見にくいのが玉にキズなのですが今後のUI変更などで一覧化されるとより使いやすくなるので、いちユーザーとして期待したいところです。

THEO[テオ] - プロとAIがいる、おまかせ資産運用

THEO[テオ] – プロとAIがいる、おまかせ資産運用

Money Design Co., Ltd.無料posted withアプリーチ

THEO・ウェルスナビ・LINEスマート投資の投資運用成績・利回り報告

追記)なお、2021/12/2現在私個人のTHEO運用状況は+10.43%となっています。手数料はカラーパレットのグリーンが適用になって年0.88%ですが、来年はもう少し余裕資金が出来たら追加入金してイエローの年0.77%を目指したいなと思っています。

ロボアド利回り運用期間手数料
ウェルスナビ+21.84%15ヶ月年1.0%
THEO(テオ)+10.43%12ヶ月年0.88%
LINEスマート投資+4.90%14ヶ月年0.1%
楽ラップ※+8.40%21ヶ月年0.715%

楽ラップは積立なし、LINEスマート投資はポートフォリオが債券中心であることを考えるとあまり純粋には比較できませんが、THEOは今年からリスタートしたにしてはまずまずの運用成績ではないかと思います。

THEOグリーンモードはあり?ESG関連銘柄投資は要検討

ちなみに、THEOには環境に優しいESG投資にフォーカスしたTHEOグリーンの選択肢が増えました。

  • ポートフォリオのグロース部分をESG関連銘柄に変更できる
  • 年10回までグリーンモードと通常モードの変更が可能
  • 金・不動産・国債関連はグリーンモードでも変更なし

一見するとクリーンでSDGsの流れもあり良さそうですが、個人的には引き続き全般的な成長企業に資金を使ってほしいと思うのでグリーンモードは選択していません。資金に余裕があって、より社会貢献がしたい方や寄付に関心が高い方であればマッチするのかもしれないですね😐。

通常のTHEOで買い付けされる投資商品・ETFは?

グリーンモードについて触れたので、通常のTHEOを利用している私のマイページに表示されている投資商品・ETFについても紹介します。

THEOでは231通りのポートフォリオがあるとのことなので、あくまでも私個人のロボアド資産運用例ですが下記の通りウェルスナビとLINEスマート投資はかなり投資商品が似ているのに対して、THEOはウェルスナビとLINEスマート投資が買い付けしていないETFばかりになっています。

ロボアド株式関連ETF債券関連ETFコモディティETF
ウェルスナビVTI/VEA/VWOAGGGLD/IYR
LINEスマート投資VTI/VEA/VWOBND/EMB/HYGGLD/IYR
THEOSPYG/VTV/EWJ
FXI/FEZ/EPI
EWT/EWG/SPYV
SPAB/SJNK/VMBS
SPTL/BWX
XLRE/GLDM
VTIP/IXC

だから手数料を抑えられるんだよ、と言われたらそうなのかな~と思ってしまいますが、実際におまかせ運用でどんな投資商品を購入するのかによっても将来期待できるリターンが変わってくるのでここは色々試してみて良かった点かなと思っています。

個人的に楽天証券やSBI証券でETFを直接買い付けするようになっても、THEOが選ぶ銘柄はほとんど持っていないものが多いですしウェルスナビ・LINEスマート投資が買い付けするETFは単価が高くて直接買いにくいと感じるものもあります。ロボアドは設定予算内で細かく投資してくれる点やリバランスも魅力ですね。

ロボアド投資が向いているかは人それぞれ

今回はTHEO+JALからTHEOに乗り換えた際の流れと注意点について紹介しました。

ロボアドは手軽におまかせ投資ができるのがメリットですが、その反面自由に銘柄を選べない点や手数料の高さがデメリットとなります。ロボアドが向いているかどうかは人それぞれなので、気になっている方はメリット・デメリットの双方を鑑みて検討していただけたらと思います。

ロボアド関連の記事は下記でも掲載しているので、よろしければご覧ください。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

2018年に広告代理店から独立、2020年からポイント投資をはじめたWEB系フリーランス。投資家でもポイ活の達人でもないけれど、余りポイントが投資に使えることを知ってちょっぴりレベルアップ。老後2,000万問題が解決して一安心したら老後2,000万問題自体が終わっていた。

お仕事関係の備忘録はnoteで更新中。Instagramは株主優待・ポイ活が多め。

目次