高金利のあおぞら銀行BANK支店で口座開設!手数料無料条件の投資信託は要注意

賢いお金の管理

こんにちは、メイヨーです。前回は固定費削減に成功したお話をしました。その後、キャッシュ確保のために銀行預金利息もばかにならないと思い、あおぞら銀行BANK支店の口座を開設したので今回はその経緯について投稿します。

メガバンクの200倍金利!ネットバンクを活用して金利&手数料対策

目次

あおぞら銀行BANK支店 口座開設・利用時の注意点

  • 普通預金利息が税引き前0.2%で、メガバンクの200倍!
  • 運転免許証があれば口座開設がスムーズ、ただし即日開設は不可
  • その他のネットバンクに比べて振込手数料の優遇制度はシビア
  • 投資信託購入は1万円から、ノーロードファンドも少なく要注意
  • 余剰金のサブ口座としてなら有益

結論から言うと、あおぞら銀行BANK支店は普通預金利息が税引き前0.20%・税引き後0.1594%と高金利なのですが、他行への振込手数料の面では楽天銀行マネーブリッジ・SBIネット銀行ハイブリッド預金・GMOあおぞらネット銀行に比べて優遇制度が薄い印象です。

これらのネットバンクと比較すると、誰にでもおすすめできる銀行というわけではなくメリット・デメリットが大きく分かれる印象だったので順を追って紹介していきます。

あおぞら銀行BANK支店と主要銀行の普通預金利息比較

まず、あおぞら銀行BANK支店が最も注目されているポイントといえば、普通預金の利息の高さです。主な銀行の金利(日本円普通預金)と、50万円を1年間預けた場合の利息を比較したものが下記になります。

銀行名円預金金利
(税引き前)
円預金金利
(税引き後)
普通預金50万円の
利息(税引き後)
利払方法
(振込頻度)
三井住友銀行
みずほ銀行
三菱UFJ銀行
(メガバンク)
年0.001%年0.0008%5円2月/8月
SBIハイブリッド預金
(SBIネット銀行+SBI証券)
年0.01%年0.008%41円毎月
楽天マネーブリッジ
(楽天銀行+楽天証券)
年0.1%年0.079%399円3月/9月
証券コネクト口座
(GMOあおぞらネット銀行
+GMOクリック証券)
年0.11%年0.0876%439円毎月
あおぞら銀行BANK支店年0.2%年0.159%797円2月/8月
auじぶん銀行+auPAYアプリ+
auPAYカード+auマネーコネクト
年0.2%年0.159%797円2月/8月

メガバンクであれば、50万円を1年間預けても税引き後の利息はわずか5円です。あおぞら銀行BANK支店であれば、同じ額を預けていても797円の利息がつく計算なので侮れません。

また、auじぶん銀行でも年0.2%の金利上乗せが可能ですが、auじぶん銀行にauPAYアプリを連携してauPAYカードで引き落としを行い、auカブコム証券とのauマネーコネクトを設定する必要があるため少々面倒です。ただし、私は改悪後もまだ楽天経済圏がメインなのですが、au経済圏の方であればこちらは必須かもしれません。

なお、年0.1%でイオン銀行・東京スター銀行でも金利が適用されるプランもあるのですが条件が限定的なのでこちらも今回は割愛しました。

※各銀行の金利は2021年10月13日現在の規定、利息は楽天銀行のシミュレーションに準じています。

SBIハイブリッド預金の金利改訂が大きな差に

私個人は一昨年まで、10年以上前に保険相談の担当FPさんからすすめられたSBIネット銀行のハイブリッド預金をメインの余剰残高ストック先にしていました。すすめられた当時は確かに金利が高かったのですが、金利の改訂が相次ぎ現在では税引き前0.01%・税引き後0.008%とメガバンクの10倍程度になっていました。
※ハイブリッド預金の2009年4月6日までの金利は税引き前0.26%・税引き後0.2072%。

お金の知識をアップデートしないまま金利が下がり続け、気がつけば他のネットバンクに預けたほうがずっと利息が高く付くことを知ったときはかなり愕然としました。SBIハイブリッド預金の場合、毎月利息が振り込まれるのでもっと早く気付くこともできたのですがキャッシュも減っているのでタイミングが遅れたのを後悔しています。

その後、GMOあおぞらネット銀行・楽天銀行の口座を開設し用途にあわせて預金を移していましたが、あおぞら銀行BANK支店の金利と比べると低いためこちらも口座開設の運びとなりました。

あおぞら銀行BANK支店の口座開設手順

あおぞら銀行BANK支店の口座開設手順は、運転免許証の有無によって異なります。

  • 運転免許証がある場合=口座開設アプリで申込み(2~3週間)
  • 運転免許証がない場合=ネット申込み後に書類返送で申込み(約1ヶ月)

その他のネットバンクや証券会社ではマイナンバーのWEB提出でスムーズに申し込めることが多いですが、なかなか癖のある手続き方法です。iDeCoや小規模企業共済に比べたらまだ簡単で期間もかかりませんでしたが。

私の場合、運転免許証がないためネットから口座開設申し込み後、1週間後に届いた書類に本人確認書類のコピーを添付して返送し、約3週間後にキャッシュカードを受け取りました。さらに、口座開設後に投資信託口座の開設を申込み、こちらは5日前後で開設完了となりました。

あおぞら銀行 BANK 口座開設アプリ

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なお、ポイントサイトを経由した場合のリワードは本日10/13現在以下の通りです。

  • ECナビ経由 2,000ポイント(200円)

高金利でも振込手数料に注意!手数料優遇プログラム比較

また、金利が大きく下がっても振込手数料の優遇面ではSBIネット銀行は魅力的でした。
完全な余剰資金で、引き出す予定が全くないのであれば振込手数料は気にする必要がありませんが、もし必要になって他行に出金するときにはネックになります。せっかく利息で得をしたのに、振込手数料を引かれたのではもったいないですからね。

先ほどのメガバンクよりも金利が高いネットバンクには、いずれもATM利用手数料・他行あての振込手数料の優遇制度があり条件が細かく分かれています。以下には、2021年10月13日時点の主要な優遇条件と手数料無料回数をまとめています。

銀行名
優遇制度
ATM利用手数料(出金)振込手数料(他行あて)
SBIネット銀行
スマプロランク
外貨+仕組預金500円以上で月20回無料
300万以上で月10回無料
スマート認証NEO登録で月5回無料
口座開設のみ 月2回無料
外貨+仕組預金500万以上で月20回無料
300万以上で月10回無料
スマート認証NEO登録で月5回無料
口座開設のみ 月1回無料
楽天銀行
ハッピープログラム
300万以上で月7回無料
100万以上で月5回無料
50万以上で月2回無料
10万以上で月1回無料
300万以上で月3回無料
100万以上で月3回無料
50万以上で月2回無料
10万以上で月1回無料
GMOあおぞらネット銀行
カスタマーステージ
外貨預金500万以上で月20回無料
外貨預金300万以上で月7回無料
外貨預金またはVISAデビット30万以上で月5回無料
口座開設のみ 月2回無料
外貨預金500万以上で月20回無料
外貨預金300万以上で月7回無料
外貨預金またはVISAデビット30万以上で月3回無料
口座開設のみ 月1回無料
あおぞら銀行BANK支店
BANKの優遇特典
ゆうちょ銀行ATM出金手数料無料
pringチャージでセブン銀行ATM月1回出金手数料無料
預金+投資信託500万以上で月1回無料
投資信託残高ありで月1回無料
当月Visaデビット1回以上利用で1回無料
auじぶん銀行
じぶんプラス
300万以上で月11回無料
100万以上で月8回無料
50万以上で月4回無料
10万以上で月3回無料
※ゆうちょ銀行ATMは月1回まで無料
300万以上で月15回無料
100万以上で月8回無料
50万以上で月1回無料
※UFJへの振込は何度でも無料

口座開設だけでATM手数料・他行への振込手数料無料回数が付与されるのはSBIネット銀行とGMOあおぞらネット銀行のみで、基本的には預金残高に応じてステージ・ランクが上がり無料回数が増加していきます。

SBIネット銀行は比較的優遇制度が優しく、セキュリティ対策のスマート認証NEOを登録するだけで月5回の手数料無料が適用される点が魅力です。これに対して、あおぞら銀行BANK支店では最大でも月3回の振込手数料無料のみで、適用条件もかなりシビアになっています。

※各プログラムの判定期間は銀行ごとに異なります。

※SBIネット銀行のスマプロランクはこのほかに住宅ローンの利用・ロボアド・カードローンなど複数の判定条件があります。詳しくは公式サイトでご確認ください。

あおぞら銀行BANK支店の振込手数料を毎月無料に!投資信託購入

というわけで、無事にあおぞら銀行BANK支店の口座を開設し、投資信託口座の開設も完了したので振込手数料を1回無料にするために投資信託の購入に移りました。

ところが、普段ポイント投資・100円から購入可能・ノーロードに慣れっこだった私からすると銀行の投資信託の利用条件はなかなかヘビーなものでした。

  • 最低購入単位が10,000円から
  • 投資信託銘柄が少ない(ネット取扱銘柄150件)
  • ノーロードのファンドが少ない(41件)
  • 信託報酬1.5%以下のファンドが少ない(32件)
  • つみたてNISA専用のファンドが多い
  • eMAXIS Slim S&P500・オールカントリーのスポット購入は不可

楽天証券で買い慣れている銘柄を購入し、ノーロードでないことに震撼しました(10,000円購入でしっかり162円手数料を取られました)。累投と振込手数料無料で元は取れる算段ですが、改めて銀行のエグみを実感した気がします。

もしこれからあおぞら銀行BANK支店で投資信託を購入する方がいるのであれば、ぜひ普段慣れているファンドであってもノーロードかどうか確認してから購入していただけるとと思います。また、はじめての投資信託購入の場合はぜひノーロードで信託報酬が安くて売却時の信託財産留保額が無料のものを選んでいただけたらと思います。

個人的にはVisaデビットを使う機会がないのですが、もし毎月使える方であれば、投資信託残高保有とあわせて月2回の振込手数料が確保できるので用途に応じて利用するのが良いかなという印象です。

手数料無料になるのは条件達成後いつから?翌々月に反映

なお、投資信託購入後に他行あての振込手数料無料に反映されるのは翌々月以降となるため、ご注意ください。10/9に購入注文受付になり、10月・11月度は手数料無料の適用なし、12/1から「今月の振込手数料無料回数:あと1回」がアプリのホーム画面に表示されるようになりました。

Visaデビットと残高500万円でも同様に翌々月から優遇回数に反映されるため、手数料無料回数に反映されるまでに要入りになって出金手数料がかかる…ということがないように気をつけたいですね。

あおぞら銀行 BANKアプリ

あおぞら銀行 BANKアプリ

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今の銀行がベスト?銀行口座の使い分けを見直すきっかけに

めでたく、あおぞら銀行BANK支店の口座が増えて現在の私の銀行口座の使い分けは以下のようになっています。

  • SBIネット銀行=事業所得入金、他行振込ハブ
  • 楽天銀行=メインカード引き落とし口座、配当金受取
  • GMOあおぞらネット銀行・あおぞら銀行BANK支店=余剰キャッシュのサブ口座
  • メガバンク=共済金の引き落とし口座、dカードの引き落とし
  • PayPay銀行=日興フロッギーのインターネット入金

できることなら、引き落とし口座をきれいに集約させたいのですがメガバンク以外対応していないサービスもまだまだあるため残している状態です。小規模企業共済・セーフティ共済は掛金の額も大きく設定しているのでネットバンクにできたら最高なんですけどね。。

また、楽天銀行は保有株式の配当金受取口座にして、毎月のキャンペーンにエントリーすることで1件につき10円が付与されるのでこちらも活用しています。

正社員の方は特に、給与受取口座を自由に変更できないこともあるかと思いますが、もし特に気にせずにメガバンクを使い続けているという方やSBIハイブリッド預金のまま金利を気にしていないという方がいれば、今回の投稿が参考になると幸いです。

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この記事を書いた人

2018年に広告代理店から独立、2020年からポイント投資をはじめたWEB系フリーランス。投資家でもポイ活の達人でもないけれど、余りポイントが投資に使えることを知ってちょっぴりレベルアップ。老後2,000万問題が解決して一安心したら老後2,000万問題自体が終わっていた。

お仕事関係の備忘録はnoteで更新中。Instagramは株主優待・ポイ活が多め。

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