iDeCoのスイッチング・配分変更で利回り改善!SBI証券の手続きの流れ紹介

投資運用成績

こんにちは、会社員を辞めたメイヨーです。前回、iDeCoを始めて9ヶ月の運用状況がつみたてNISAと比較してそこまでのプラスではなかったので、その後スイッチングと配分割合の変更を行いました。いずれもオンライン完結で手数料も無料だったので、今回はiDeCoのスイッチングと配分変更について記載します。

この記事の対象

iDeCoの運用を始めて、まだスイッチング・掛金の配分変更を実施したことがない人に参考になるかと思います。iDeCoをまだ開始していない方・検討中の方は以下の記事をご参照ください。

iDeCoの商品を変更したいときはスイッチング&配分変更が可能!

目次

iDeCoのスイッチング・配分変更とは?

個人型確定拠出年金とも呼ばれるiDeCoは、運用を開始すると原則60歳まで引き出し(出金)ができません。ただし、運用商品はiDeCoの初回申し込み後も変更・買い直しすることができます。

  • スイッチング:既に購入済みの商品を売って別の商品を購入する(買い直す)
  • 配分変更:次回からの掛金で購入する商品の内訳を変更する

来月から購入する投資商品の割合を変えたい・別の商品を購入したいときは配分変更を、今ある投資商品を一部または全部売却して別の商品を購入したいときはスイッチングを利用します。

iDeCoのスイッチング・配分変更の流れ

実際の画面操作の流れについて、利用しているSBI証券を例に紹介します。その他の金融機関でもおおよその流れは合致しているかと思いますが、ご利用のiDeCoマイページをご確認ください。

配分変更もスイッチングも、特にスマホ操作の場合商品を誤って選択することがないように投資商品の正式名称とNo.を控えておくのがおすすめです。

SBI証券の配分変更の流れ

配分変更の流れは以下の通りです。次回からどの商品に何%を配分するのかを決めておきましょう。
端数の選択は、最もポートフォリオの比重が高い商品に寄せるのが良いかと思います。

  1. マイページから掛金の配分割合を選択
  2. 現在の配分割合と金額を確認し、配分割合の指定ボタンを選択
  3. 指定後の配分割合画面から、希望する商品の割合を入力(合計100になるように)
  4. 端数を寄せたい商品をラジオボタンで選択
  5. 確認画面で内容を確認し、完了
  6. 完了画面で配分変更が反映される日付を確認

SBI証券のiDeCoスイッチング(預け替え)

スイッチングの際の手続きの流れは以下の通りです。あらかじめ、どの商品をどのくらい売却して、かわりにどの商品を購入するのかを決めておきましょう。

  1. マイページからスイッチング(預け替え)をする、を選択
  2. 売却商品一覧から対象商品を選択
  3. 売却数量・方法から全部売却または売却する口数を選択
  4. 購入商品一覧から購入したい商品を選択
  5. 重要事項の確認が表示されるので、確認し了承するボタンで進む
  6. 確認画面で内容を確認し、実行ボタンで完了
  7. スイッチング画面で実行日・受渡日のスケジュールが表示される

iDeCoのスイッチング・配分変更で運用益が改善

iDeCoの運用を始めて9ヶ月のタイミングで、このブログでiDeCoの申込みから開始までにかなり期間がかかったことやiDeCoとつみたてNISAの運用状況を投稿しました。

その際、2ヶ月の差しかないのにつみたてNISAのほうがiDeCoよりも運用益がかなり出ていた(iDeCoの運用益が少なかった)ことに違和感を感じて、iDeCoのスイッチングと配分変更を行うことになりました。

先にその後の運用状況を記載すると、スイッチングと配分変更後によりリスクを取った配分にしたことで運用益は+3.4%改善しました。

iDeCo・つみたてNISAの運用状況比較(iDeCoスイッチング前)

2021年9月時点では、つみたてNISAが運用益+20%に対してiDeCoが+6.52%と低い印象でした。それでも高い水準ではありますが、開きが大きいような気がしました。

iDeCoつみたてNISA
金融機関SBI証券楽天証券
運用期間9ヶ月11ヶ月
時価評価額713,732円840,029円
掛金670,000円699,997円
評価損益+6.52%+20.00%

iDeCo・つみたてNISAの運用状況比較(iDeCoスイッチング後)

2021年11月時点で、はじめてのスイッチング・配分変更が完了したばかりですがiDeCoの運用益も+6.52%→+9.98%と改善しました。つみたてNISAもますます好調で、2ヶ月前の+20.0%→+29.32%と上がり続けています。

iDeCoつみたてNISA
金融機関SBI証券楽天証券
運用期間11ヶ月13ヶ月
時価評価額884,211円991,449円
掛金804,000円766,665円
評価損益+9.98%+29.32%

iDeCoの配分変更・スイッチングにかかる期間と手数料

配分変更・スイッチングともに反映期間がかかりますが、1ヶ月はかからずに完了するスケジュール感です。
利用しているiDeCoのマイページを見ると、現時点でのスイッチングの締め切り日と反映日が表示されているかと思います。私はSBI証券iDeCoセレクトプランのマイページで行いましたが、手続きはすべてWeb完結で手数料も無料でした。

投資商品の選択ミスに気付かなかったiDeCo初年度😭

スイッチングと配分変更をしてみるまで気付かなかったのですが、お恥ずかしいことに投資商品を1つ誤って選択していたことがわかりました。。

iDeCoの申込みをした2020年7月時点では、投資信託のこともインデックスファンドのこともほとんど知識がない状態だったので、書面のカタログラインアップにマークしていた商品と申込み書類の商品が違っていたようなのです。

  • 誤って指定していたファンド)
    <購入・換金手数料なし>ニッセイ日経平均インデックスファンド(ニッセイ日経平均インデックスファンド)
    信託報酬:0.154%
    純資産額:299.78億円
  • 指定したかったファンド)
    <購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド(ニッセイ外国株式インデックスファンド)
    信託報酬:0.1023%
    純資産額:3628.42億円

配分としては全体の5%ですが、誤った商品を1年近く購入し続けていたと思うと愕然としました。今でこそ楽天ポイント・LINEポイントなどで投資信託を買う習慣がついたので、似ているファンドでも見間違えないようになりましたがそれにしても痛恨のミスです。。

通常の証券会社の画面と違って、SBI証券のiDeCoのマイページでは運用手数料として差し引かれる信託報酬やファンド全体の純資産額が一覧表示されていないのでキツイものがあります。もしスイッチングと配分変更を検討せず、配分も高いままで自分の希望と異なる商品を運用し続けていたらと思うとヒヤヒヤします。

iDeCoのスイッチング・配分変更がおすすめの人

もちろん、スイッチングと配分変更はこれまで運用してきたポートフォリオを変えてしまうので、全ての方が該当するとは思わないですが以下に当てはまる方は見直しがおすすめかもしれません。
私の周りでは、同時期にiDeCoを始めた家族よりも運用益が低かったという方もいたのでそういった場合は見直す価値があるかと思います。

  • iDeCoの運用益が期待したほどあまり高くない
  • iDeCoの運用期間がまだ長いので、より高リターンを期待したい
  • iDeCoの申込み時は元本保証を意識していたが、投資の知識が付いたのでもう少しリスクを取りたい
  • つみたてNISAやETF・ロボアドで債券を購入しているので、iDeCoの債券割合を減らしたい
  • 国内株中心の配分から米国・先進国・全世界中心の配分に変更したい

頻繁に変更するのも積立の効果が薄れるかもしれないので、今後は年に1度は運用状況と配分を確認しておこうと考えています。

iDeCoの金融機関変更(運管変更)は手数料が高くなりがち

今回はSBI証券でiDeCoのスイッチング・配分変更を行いましたが、仕組み上は金融機関の変更をすることも可能です。ただし、金融機関を変える場合は手数料がかかることが多く、一度運用商品をすべて売却して買い付けし直す必要があるようで高リスクです。

ネット証券会社各社のiDeCo金融機関変更時手数料は4,400円

SBI証券・楽天証券・マネックス証券の場合、2021年11月時点で各社ともその他の金融機関からiDeCoの窓口を移す場合(IN)は金融機関側の手数料が無料で、その他の金融機関に移る場合(OUT)は4,400円の手数料が発生します。

金融機関運営管理機関
変更時手数料
(他の機関から移動してくるとき)
運営管理機関
変更時手数料
(他の機関へ移動するとき)
SBI証券無料4,400円
楽天証券無料4,400円
マネックス証券無料4,400円

iDeCoの窓口は原則変更せず長期運用を!

SBI証券のiDeCoのマイページがあまり見やすくなく、楽天証券のつみたてNISAは見やすいので楽天証券に一本化しても良いかなと思っていたのですがちょっと手数料とリスクに見合わなそうですね。
証券会社はログインしてみないとサイトが使いやすいか判断できないことが多いので、ここは少々ギャンブルだったなと思いました。

とはいえ、全くスマホ対応していないというわけではないので、引き続きiDeCoはSBI証券で続けたいと思います。UIの差はありますが、メンテナンスで操作できない時間帯が分散される点は別々の証券会社にしておいてよかった点です。

今回は、iDeCoのスイッチング・配分変更について紹介しました。iDeCoをはじめてみたけどあまり運用状況に満足していない方や、はじめてのスイッチング・配分変更を検討中に参考になりましたら幸いです。

まだiDeCoを始めていない方・申込みの流れなどを確認したい方は、よろしければ以前の記事もご覧ください。

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この記事を書いた人

2018年に広告代理店から独立、2020年からポイント投資をはじめたWEB系フリーランス。投資家でもポイ活の達人でもないけれど、余りポイントが投資に使えることを知ってちょっぴりレベルアップ。老後2,000万問題が解決して一安心したら老後2,000万問題自体が終わっていた。

お仕事関係の備忘録はnoteで更新中。Instagramは株主優待・ポイ活が多め。

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