今月10月18日からスタートした、楽天PointClubの新サービス「楽天ポイント利息」が話題になっていますね。
楽天ポイントを預けて楽天ポイントがもらえる!
お得そうに聞こえるけどおすすめはできません
楽天ポイント利息とは?
楽天ポイント利息はその名の通り、楽天ポイントを元本保証で預けて銀行のように利息が受け取れるサービスです。手数料もかからず、元本割れのリスクもなく主要なポイントサービスでは初の試みとされているため、一見すると魅力的に聞こえます。
- 利息:年利0.1%
- 利息の受け取り:1ポイント以上で毎月5日進呈
- 対象ポイント:通常ポイントのみ
- 対象外ポイント:期間限定ポイント、ポイント交換の通常ポイント
- 最低必要ポイント:100ポイント
- 最低引き出しポイント:1ポイントから
- 手数料:無料
元本保証の楽天ポイント利息か、リスクを取って投資利用か
しかし、年利0.1%の利息ですと、楽天通常ポイントを1,000ポイント預けても1年間で1円しか利息がつきません。12,000ポイント以上預けて、やっと毎月1ポイントが受け取れるペースです。投資利用の場合、もちろんリスクはありますが、楽天ポイントで購入した投資信託の利回りを知ってしまうと正直楽天ポイント利息はしんどいレベルです。
メガバンクの預金金利がベースになっている方からするとまだ優しく見えるかもしれないですが、個人的にはポイントをポイントで増やすのではなくポイントはお金を働かせるブースト材料にするのが良いのかなと思っています。
通常の楽天ポイントはポイント投資やカード支払いも可能!
有効期限の心配がほぼない通常楽天ポイントは、楽天カードの支払いに充てることも可能です。楽天市場のお買い物でポイント決済を使ってしまうと、その分獲得ポイントが減ってしまうためあまりおすすめされていません。このあたりは、BANK ACADEMYさんも後述する楽天ポイント利息についての解説動画で紹介されていました。
確かに、獲得ポイントの面では不利になるのですが例えばお買い物マラソンや楽天スーパーセールなどの買い回りで、あと少しで10店舗達成!だけど元手が厳しい…というときに楽天ポイント決済を使うのはありかなと思います。PayPayモール・Yahoo!ショッピングの場合は、全額PayPay決済にしても獲得ポイントが減ることはなかったのでこの点は楽天特有の悩みかもしれません。
個人的には、通常楽天ポイントはすべて楽天証券で投資信託の購入に充てているので、楽天カードの引き落としには充当していません。
投資をしたことがなく、ポイントがなくなってしまうのではと懸念されているかもしれません。まずはポイント運用などの投資体験から始めて、手数料のかからない銘柄を選び100ポイントからでも投資信託を購入してみるのがおすすめかなと思います。
銀行金利で0.1%~0.2%なら有益!
以上のことから、楽天ポイント利息はあまりおすすめできませんが銀行金利であれば年0.1%でもメリットが大きいです。銀行金利の比較はあおぞら銀行BANK支店の記事でも紹介しているのでよろしければご参考ください。
(SBI住信ネット銀行のハイブリッド預金を10年近く前に開設して、気が付いたら金利ですっかり損をしていた反省から徹底比較しました)
楽天ポイントの通常ポイント・期間限定ポイントの確認方法
そもそも、自分の持っている楽天ポイントが通常ポイントなのか期間限定ポイントなのかわからないという方は、以下の方法でポイントの内訳を確認してみましょう。
- 楽天市場にログインして利用可能ポイント(うち期間限定ポイント)を確認
- 楽天Payアプリで通常ポイント・期間限定ポイントを確認
- 楽天PointClubアプリで利用可能ポイントを確認
楽天PointClubアプリでは、月別・年別の獲得ポイントの推移や今後の獲得予定ポイント、期間限定ポイントがいつ失効するのかが詳しくチェックできます。楽天PointClubアプリを起動するだけでも、毎日1ポイントがもらえるので便利です。
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楽天ポイント利息に使えない期間限定ポイントはどう使う?
楽天ポイント利息では、通常ポイントのみが利用可能なので期間限定ポイントは適用することができません。楽天証券の投資信託購入などにも期間限定ポイントは使用できないので、楽天Payや楽天TV・Raxyのコスメボックスなどでの消費がおすすめです。
今回は楽天ポイント利息について紹介しました。どうしても元本保証が外せず、iDeCoでも元本保証型の定期預金を選んでいるんです!メガバンクより高い利息なら十分です!という方にとっては楽天ポイント利息はぴったりかもしれません。
ただし、元本保証である分リターンが僅かで、使い道の豊富な楽天通常ポイントを寝かせておくにはもったいないと感じるのが正直なところなので、ご自身のリスク許容度を含めてよく比較検討されるのが良いかなと思います。
今回の記事がどなたかの役に立ちましたら幸いです。