folioおまかせ投資のメリット・デメリット LINEスマート投資から移管してわかったポイント

テレワーク スキルアップ

こんにちは、ゆるふわ自営業のメイヨーです。LINEスマート投資が2022年4月に運営を終了し、folioの移行することが発表された話題について以前投稿しました。その後、4月上旬にLINEスマート投資が予定通り終了し運用資産がfolioに移管されたので今回はメリット・デメリットについて紹介したいと思います。

手軽なワンコイン投資が魅力だったLINEスマート投資が終了し、自動積立NGのfolioに。積立機能はないけどリスク許容度の調整は便利!

目次

folioの金融商品の特徴

移管先となったfolio(フォリオ)には、2022年4月現在 大きく4つの商品があります。個人で資産運用ができる商品はROBO PRO、おまかせ投資、テーマ投資の3つで、4つめの4RAPはSBIラップのように金融機関がロボアド・ラップ運用をするためのプラットフォームとなっています。

  • FOLIO ROBO PRO
    ETFロボアドバイザー・積立機能あり・10万円から
  • folioおまかせ投資
    ETFロボアドバイザー・積立機能なし・10万円から
  • テーマ投資
    テーマ別銘柄にまとめて投資できる日本株資産運用
  • 4RAP
    金融機関向けロボアド・ラップ運用プラットフォーム

LINEスマート投資ももともとはfolioが関わっていたようなので、4RAPのようにプラットフォームを利用して提供されていたのかなと思っています。

LINEスマート投資からfolioのロボアドに移行して良かった点

  1. リスク許容度の調整ができる
  2. 運用商品が見直せる
  3. 運用状況が見やすい

債券中心のポートフォリオが変更可能に!リスク許容度は5段階選択

LINEスマート投資時代は、毎週500円から積立できる手軽さが最大のポイントでした。しかし、一般的なロボアドバイザーのようにリスク許容度の調整による運用商品の調整ができず、一律で債券比率が高いポートフォリオになるのが個人的に難点でした。もう少し積極的に運用したいと思っても、変更ができなかったですからね。

配当金も見やすいUIで便利

その点が今回のfolioおまかせ投資への移行で解消され、リスク許容度を5段階から選択して運用プランの変更ができるようになったのはプラスでした。また、懸念していた運用状況のUIも比較的見やすく、配当金も入出金履歴から確認できるようになっています。

同じロボアドでも、ウェルスナビはアプリの取引履歴から総入金額・総出金額・分配金総額・手数料総額と分配金がわかりやすく表示されますが、THEOはアプリ上で配当金履歴が確認できません(SMBC日興証券口座から電子交付サービスで1件ずつ確認する必要があり、面倒です…)。folioではウェルスナビよりはわかりにくいけれど、THEOよりはかなり見やすいので良かったなと感じています。

folioおまかせ投資のロボアドで選べるリスク許容度

リスク許容度ごとの運用プランは、リスクレベル1~5までの5段階用意されています。LINEスマート投資からfolioおまかせ投資に移行した方は、私と同じく堅実運用(ローレンス)プランになっているのではないでしょうか?

月1回まで、以下の5つのプランから変更が可能なので債券中心からもう少し株式中心のポートフォリオにしたい場合は運用プランの見直しをしてみると良いかもしれません。

運用プラン安定運用堅実運用バランス運用積極運用チャレンジ運用
リスクレベル
(1 / 5.0)
(2 / 5.0)
(3 / 5.0)
(4 / 5.0)
(5 / 5.0)
キャラクターピーターローレンスエリージェームスマーカス
株式比率15.00%27.99%47.46%59.95%70.88%
債券比率60.22%59.60%39.22%25.75%15.00%
不動産比率5.00%5.00%5.00%5.00%5.00%
コモディティ比率19.78%7.41%8.32%9.30%9.11%
運用プラン診断によるポートフォリオ例

私の場合、folio以外にも運用しているロボアドや直接購入しているETFや投資信託があるので、移行を機にリスクレベルを上げてみました。ご自身の年齢や資産状況・相場変動に対するリスク許容度に応じて選んでみてください。運用プラン診断もおすすめです。

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folioおまかせ投資

LINEスマート投資がfolioよりも良かった点

  1. 自動積立機能があった
    (folioおまかせ投資は積立機能なし)
  2. 週500円~の少額積立運用ができた
    (folioおまかせ投資は1万円~の手動入金)
  3. 入金方法がLINE経由で手軽だった
    (folioおまかせ投資は楽天銀行・住信SBIネット銀行のリアルタイム入金非対応)
  4. LINEで資産運用レポートが受け取れた
    (LINEスマート投資の運用終了によりLINE通知はなし)

少額の積立機能がなくなったのはやはり不便

リスク許容度が調整できるようになったのは朗報ですが、folioには2022年4月現在積立機能がありません。

同じfolioのロボアドバイザーでも、ROBO PROなら毎月1万円からの積立ができますがLINEスマート投資から移行になるfolioおまかせ投資では追加入金が手動のみ(1万円以上)となっています。少額からでも、一度設定しておけば積立が続くのが手軽でしたが今後は自分で入金していく必要があります。

住信SBIネット銀行・楽天銀行のリアルタイム入金に非対応

また、追加入金する際に重要になるのが、手数料がかからず即時反映されるリアルタイム入金です。LINEスマート投資時代は追加入金もLINE Payから手軽に入金できるのが魅力でしたが、folioは三井住友銀行・みずほ銀行・三菱UFJ銀行のようなメガバンクとイオン銀行・PayPay銀行しかリアルタイム入金に対応していません。
メインバンクが住信SBIネット銀行や楽天銀行のようなネットバンクだと、正直使いにくい印象です。

主要ロボアドバイザーの追加入金対応銀行一覧

folioおまかせ投資とその他のロボアドバイザーを、入金関連で比較してみると下記のようになります。楽ラップ・SBIラップは主力金融商品のおまけでロボアドバイザーが付いているような印象ではありますが、それを鑑みても積立機能は不随しているのでおまかせ投資はやや不便ですね。

メインバンクがメガバンクまたはイオン銀行・PayPay銀行で、folioおまかせ投資以外の資産運用が中心の方には問題ないのかもしれません。

ロボアドバイザーウェルスナビTHEOfolioおまかせ投資楽ラップSBIラップ
自動積立手動のみ
リアルタイム入金
(クイック入金)
住信SBIネット銀行
三井住友銀行
みずほ銀行
三菱UFJ銀行
イオン銀行
ソニー銀行
住信SBIネット銀行
楽天銀行
auじぶん銀行
三井住友銀行
みずほ銀行
三菱UFJ銀行
新生銀行
ゆうちょ銀行
三井住友銀行
みずほ銀行
三菱UFJ銀行
イオン銀行
PayPay銀行
楽天銀行住信SBIネット銀行
銀行入金
公式サイトWealthNaviTHEOfolio楽ラップSBIラップ

ロボアドはおまかせ運用で手軽な反面、手数料のデメリットも

また、ロボアドである程度まとまった額の資産運用をしていると、手数料の高さが効いてきます。folioおまかせ投資の手数料は年率税込1.1%なので、最少額の10万円を預けると年間1,100円=毎月92円が差し引かれるイメージです。

運用額が300万円なら毎月2,750円の手数料がかかってしまうので馬鹿にならず、手数料は少しでもかけたくないのが本音です。評価額が3,000万円を超えた場合は、ウェルスナビ・THEO・folioの3社とも手数料を減額する制度がありますがなかなか1つのロボアドバイザーだけに3,000万円を投じる方は少ないのではないでしょうか。

ロボアドの運用手数料優遇面ではTHEOが有利

ウェルスナビとTHEOでは、3,000万円未満でも手数料の優遇制度がありますが、残念ながらfolioおまかせ投資には2022年4月現在手数料の優遇制度がありません。THEOは運用額に応じて手数料が割引になるカラーパレット制度があり、年率税込1.1%から0.715%まで5段階のランクが適用されます。詳しくはTHEOの紹介記事で記載していますのでよろしければご覧ください。

いっぽう、ウェルスナビは使いやすく口座開設から運用開始も早いですが長期割がシビアで、5年運用しても最大で税込み0.99%までしか手数料が減額されません。

なかなか使い勝手と手数料が両立しているロボアドがないのが難点ですが、つみたてNISA・iDeCoや日本株・米国株以外で投資を始めてみたい!ポイント投資よりも本格的で手軽に資産運用をしてみたい!という方には、ロボアドは良いきっかけになるのではないかと思います。

この記事がどなたかの参考になりましたら幸いです。

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この記事を書いた人

2018年に広告代理店から独立、2020年からポイント投資をはじめたWEB系フリーランス。投資家でもポイ活の達人でもないけれど、余りポイントが投資に使えることを知ってちょっぴりレベルアップ。老後2,000万問題が解決して一安心したら老後2,000万問題自体が終わっていた。

お仕事関係の備忘録はnoteで更新中。Instagramは株主優待・ポイ活が多め。

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